「ビールを売れ」と包丁で脅した飲酒運転常習者

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宮崎県警は3日、飲酒運転で来店したことを理由に酒の販売を拒絶したコンビニエンスストアの女性店長をナイフで脅し、販売を強要した52歳の男を暴力行為法違反や銃刀法違反(所持)容疑で再逮捕した。男は事件当日に飲酒運転の現行犯で逮捕されている。

宮崎県警・高鍋署によると、問題の事件は9月16日の午後5時55分ごろ発生した。新富町内のコンビニへ酒に酔った男が軽トラックで乗りつけ、ビールを購入しようとした。58歳の女性店長が「飲酒運転する人にお酒を売ることはできません」と拒否した。

男は一度はこれに従い、つまみだけ買って店を出たが、直後に包丁を持って店に戻り、「ふざけるな、俺は客だ」などと怒鳴り、包丁を突きつけてビールを売るように迫った。店長は身の危険を感じて販売を了承。男はビールを買うとそのまま店から立ち去ったため、この直後に店長は警察に通報していた。

男は約1時間30分後に道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕されたが、この際には購入したビールはすでに空になっていたという。後の調べで、男は「独居の寂しさから酒を飲み、憂さ晴らしを兼ねて運転していた」と、飲酒運転を日常的に行っていたことを自供。包丁で脅して販売を強要したことについては「唯一の楽しみを奪われたようで腹が立った」などと話しているようだ。

警察ではこうした行為が悪質と判断。男を暴力行為法違反や銃刀法違反(所持)容疑で再逮捕し、道交法違反と合わせての送検を決めた。

《石田真一》

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