6日未明、愛知県名古屋市北区内の国道41号で、赤信号を無視して交差点に進入してきた乗用車と、青信号に従って進行していた大型トラックが出会い頭に衝突する事故が起きた。乗用車の車体は前後に分割するようにして大破炎上。運転していた男性は車外に投げ出され死亡した。
愛知県警・北署によると、事故が起きたのは6日の午前2時40分ごろ。名古屋市北区光音寺町付近の国道41号で、赤信号を無視し、さらには猛スピードで交差点に進入してきた乗用車と、青信号に従って交差点に進入した大型トラックが出会い頭に衝突した。
乗用車は衝突後もすぐには止まれずに約30m滑走し、電柱に激突した。車体は前後が分割するように大破して炎上。燃料タンクのある後部の燃え方が激しかった。乗用車を運転していた男性は車外に投げ出されて全身を強打。収容先の病院で死亡が確認されたが、実際には即死だったとみられている。トラックを運転していた男性にケガは無かった。
現場は見通しの良い交差点。破損の状況から乗用車は100km/h近い速度で強引に交差点に進入したとみられている。警察の調べに対し、トラックの運転手は「青信号に従って交差点に入ったところ、猛スピードで走る乗用車が現れた」、「衝突というより、接触という感じ。乗用車は吹き飛ばされて、すぐに姿が見えなくなった。その直後に激しい衝突音がした」などと話しているようだ。