トヨタ自動車は国内市場向けに全面改良した『カローラアクシオ』の海外生産を今後1年数カ月で開始する。旧モデルでは2年余りを要しており、将来の同期立ち上げに向けて短縮を図る。
カローラは16カ国・地域で生産されており、『カムリ』や『ヴィッツ』と並ぶ同社のワールドカー。昨年は世界で約140万台が生産され、このうち北米が約42万台と最も多い。
北米では2008年早々の立ち上げとなる見通しで、08年モデルとして投入する。品質確保のため、新モデルの海外生産立ち上げが遅れるとの一部報道もあったが、渡辺捷昭社長は10日、「当初計画どおりであり、前モデルの時より切替期間は短縮する」と語った。