クラリオン、日立の子会社化に賛同…日立グループとの相互補完が必要

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クラリオンは、11日開催の取締役会で、日立製作所によるクラリオン株式の公開買い付け(TOB)について賛同することを決議した。

クラリオンと日立は、2000年12月に車載情報システムの開発を行う合弁会社エイチ・シー・エックスの設立を機に関係を深め、2004年12月には資本提携を結び、日立のクラリオンの筆頭株主となった。その後、2005年4月には包括業務提携を結び、ナビゲーションシステムをはじめとする各種製品・システムの技術開発や資材調達の面で協業してきた。

今回、日立は車載情報システム事業を強化するため、クラリオンを子会社化する意向を示した。クラリオンでは、今後も技術革新を図りながら国際競争力に対応し、企業価値を高めるには、日立グループが持つ広範な先行技術開発力とクラリオンの製品開発力・商品企画力・営業力の相互補完が不可欠で、日立との資本関係を強化する必要があると判断、日立の子会社となることに賛同することにした。
 
クラリオンでは、賛同の条件として日立の出資比率を50%超を保有すること、日立の100%子会社のザナヴィ・インフォマティクスをクラリオンの100%子会社にすること、ブランドの独自性を確保すること、クラリオンの上場を維持するため最大限協力することとしている。

《レスポンス編集部》

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