見るだけ…アウディのユニークな戦略

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普通自動車ディーラーは「車を売るための場所」だが、アウディがニューヨークで実験的に始めたのは、「見るだけ、買えません」というショールーム。「アウディ・フォーラム」と名付けられたこのショールームでは、アメリカでは来年秋まで発売されない『R8』スポーツクーペなど、販売前の車を展示している。

このアウディ・フォーラムはヨーロッパ、アジアではすでに実践されており、ロンドン、パリ、ベルリン、北京に開設済みだ。しかしアメリカでは今回が初めて、またアメリカ国内でこのようなショールームが開かれるのも初めての事。同社では、「これまでアウディはアメリカ市場では派手なパフォーマンスを行って来なかった。しかし今後はアメリカでのプレゼンス拡大を積極的に図りたい」とコメントしている。

アウディのアメリカ国内での販売は今年5%増だが、1月から現在までで6万2579台。同じラグジュアリーカーブランドであるレクサスの23万4474台、BMWの23万0084台と比べてかなり低い数字だ。単なるラグジュアリーではなく、アウディ・フォーラムでファッションショーを行う、などファッションブランドとの提携、ハイクラスでハイセンスなイメージを打ち出す新戦略、果たしてその効果は?

《Sachiko Hijikata, US editor》

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