ひき逃げ容疑者、同行求めた警官を飲酒しながら迎える

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滋賀県警は7日、軽傷ひき逃げ事故を起こした32歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。容疑車両を特定した警官が男の自宅を訪ねた際、男は酒を飲んでおり、警察では飲酒運転隠蔽の重ね飲みを行ったものとみている。

滋賀県警・守山署によると、事故が起きたのは6日の午後4時25分ごろ。野洲市北付近の県道で、信号待ちをしていた31歳女性が運転する軽乗用車に対し、後ろから走ってきた別の軽乗用車が追突した。女性は首などを打撲する軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では目撃情報から容疑車両を特定。栗東市内に在住する32歳の男が容疑に関係したものとみて、任意同行を求めるために男の自宅を訪問した。敷地内の駐車場には前部が損壊したクルマもあり、男も容疑をひき逃げ容疑については否定もせずに認めたが、酒を飲んで酔っ払った状態だった。

調べに対して「気が動転したので、酒を飲んで心を落ち着かせようと思った」などと供述しているが、呼気から測定したアルコール分は短時間の飲酒では出ない数値だった。このため警察では、男が飲酒運転での事故を隠蔽する目的で重ね飲みした可能性もあるとして調べを進めている。

《石田真一》

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