ホンダ新型『CR-V』には、先進の安全デバイスも多数用意されている。そのなかでも注目なのは、横滑り防止装置のVSCを全車標準装備にしている点だ。
VSC自体は、今となっては珍しい装備ではないが、トヨタ『ハリアー』の2.4リットル車でもオプションにしている装備を、このクラスでいち早く全車標準装備にしているところは高く評価できる。
ほかにも追突時の速度を自動的に軽減してくれる追突軽減ブレーキや、高速道路走行時に前車との車間距離を自動調整してくれるインテリジェントハイウェイクルーズコントロールシステムなどもオプション設定している。
さらに利用価値の高いのが、新たに開発されたプリズムアンダーミラー。これは左側のドアミラーの下部に付いた小さなミラーで、主にミラーの真下や左側のフロントタイヤの横を映し出してくれる。小さいが意外にクリアに見えるので、実際に使えると実感できる装備だ。
そしてこのミラーの最大のメリットは、これを装着することで側方視界の法規がクリアできるので、今までSUVやミニバンのエクステリアデザインをスポイルしていた、補助アンダーミラーを装備する必要がなくなることだ。
このミラーの恩恵で新型CR-Vは、スッキリとしたエクステリアデザインを手に入れている。新型CR-Vに触れる機会があったら、プリズムアンダーミラーの見え方を、ぜひチェックして欲しい。