【ホンダ ライフ 改良発売】スマートパーキングアシストシステムは使えるか?

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ ライフ 改良発売】スマートパーキングアシストシステムは使えるか?
【ホンダ ライフ 改良発売】スマートパーキングアシストシステムは使えるか? 全 5 枚 拡大写真

ホンダ『ライフ』に新たにオプション設定された「スマートパーキングアシストシステム」が付いたクルマで、実際にこのシステムを試してみた。

車庫入れの際には、自分が停めたいと思う駐車スペースに約80cmぐらいまで寄せて、ドア内側の目印に駐車スペースの手前の線を合わせて一旦停止する。そこで駐車位置が右側にあるか、左側にあるかをインパネのボタンで選ぶ。

その後はブレーキペダルに足に乗せ、クリープ状態で前進していれば、自動的にステアリングが回り始める。そして停車を求められるまでユックリと前進を続ければよい。

最後は音声従って停車したあとに、リバースギヤに入れて、ステアリングが戻らないように軽く手で押さえ、ゆっくりバックしていけばOK。手動でステアリング操作はしなくても、駐車スペースに納まってくれる。納まったあとは、手動でステアリングを直進状態に戻して後退したい位置までさがればよい。

縦列駐車も同様に、車体左側に80cm程度の間隔を取り、停めたときに後ろになるクルマの先端に助手席内側のマークを合わせ一旦停止して、縦列駐車のボタンを押してセットする。あとはブレーキで速度を抑えながら前進し、求められる位置で停車してから後退すればよい。

途中、切り替えしのタイミングでステアリングを手動で右に目一杯切るようにいわれ、手動でハンドルを切る必要があるが、それだけで難なく縦列駐車ができてしまう。これなら一度教えてもらえば、2回目からはマニュアルを見なくても簡単にセットできるだろう。

ただし、車庫入れでは最初に停める際に、ドア内側のマークと車庫の線がズレていると、車庫の左右どちらかに寄ってしまう。縦列駐車の際も、左側に寄せて停まる際に間隔が狭いと左側に寄りすぎてしまい、広いと右側に寄ってしまう。つまり、最初に停まる時には、一定の車両感覚が要求される(アシストの途中でアクセルを踏んだり、ステアリングを回すと自動的にキャンセルされてしまうので微調整もできない)。

また、クリープだけでクルマを動かすので、多少時間も必要となる(今回は約1分程度かかった)。

だが、車庫入れに不安を抱える人にとっては、ありがたい装備だろう。とくにたまにしか行なわない、縦列駐車は簡単にできてしまうのは便利。ディーラーでもアシスト付きの試乗車が用意されるということなので、是非一度体験してもらいたい。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
  2. トヨタ『アクア』がプリウス顔に大変身! 一部改良モデルが発売、248万6000円から
  3. 自然吸気かターボか...ポルシェ『911 GT3 RS』改良新型、ついに600馬力オーバーの可能性!
  4. HKS、スバル・トヨタ車向け限定ステアリングの受注期間を大幅延長 2026年1月まで
  5. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る