日清紡と日本無線、ハイパワー型キャパシタを開発

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日清紡と日本無線は、世界最高クラスの18.2kW/Lのパワー密度のハイパワー型電気二重層キャパシタ「N's CAP」を開発したと発表した。このハイパワー型キャパシタを搭載したモジュールは年内にサンプル出荷し、製品化する予定だ。

両社はこれまで、定格電圧3Vの大容量で高出力の電気二重層キャパシタを商品化してきたが、今回ハイパワー型を開発した。電極部分の材料・構造などを最適化し、内部抵抗値を従来品よりも半減させ、世界最高クラスのパワー密度を実現した。また、充放電効率が向上し、発熱による劣化も減少した。その上、マイナス30度の低温環境下でも従来通りの高い充放電性能を保持している。

自動車や建設機械では、大電流で頻繁な充放電が必要になる用途があり、新製品をピークアシスト用電源として電気二重層キャパシタモジュールの用途が拡がる見込み。

新製品は23日からパシフィコ横浜で開催される国際電気自動車シンポジウムに出展する。会場では、電気二重層キャパシタ15Vモジュールを搭載した電気自動車C-COMSの試乗会も行う予定だ。

《レスポンス編集部》

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