新型三菱『パジェロ』(4日発表)のデザインは、パジェロの歴代モデルと同じく、「オフロードの機能をカタチにする」というコンセプトを継承し、それをさらに「深化」させたもの。インテリアにもそのコンセプトが表現されている。
三菱自動車工業デザイン本部デザイン部エキスパートの槇村優さんは、「センターコンソールのトランスファーレバーはダイヤル式にするという案もあった。しかし手袋をはめた状態で操作しても、確実に位置が分かる形状ということでしっかり握れるスティックタイプにしている」と話す。
また、自発光式のハイコントラストメーターはブルーがアクセント。「ブルーは気持ちを落ち着かせる効果がある色。どんな場所でも冷静に、安心して運転できるようにという意味でこの色を採用している」という。
「以前のモデルではセンターコンソールに3連メーターがあり、そこに車両の情報を表示していたが、今回はひとつのディスプレイにまとめた。その下のオーディオ、ヒーターコントロールも、場所場所でしっかりと機能を分けてまとめたデザインにしている」
世界中の過酷な環境下での使いやすさや機能性を重視したデザインになっているのが特徴だ。