ガソリンとディーゼルを見分ける車

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ランドローバーでは、ドライバーがディーゼル車に誤ってガソリンを注入するのを防ぐデバイスの特許を取得、新型のディーゼルバージョン『レンジローバーTDV8』に搭載して発売する、と発表した。

ランドローバーによると、TDV8は走行が非常に静かで、ディーゼル特有の騒音、振動もほとんど感じられないため、ガソリン車と錯覚してしまうオーナーが増える事を懸念した、という。またアメリカでも今後ディーゼル需要が増すことが考えられ、こうしたうっかりミス防止への必要性は今後高まる、と考えられている。

このデバイスは給油口に設置されており、ガソリンとディーゼルのノズルを区別する。ガソリンノズルが差し込まれた場合、シャッターが下りて給油そのものを拒否する仕組みだ。これはガソリンとディーゼルのノズルの形状の違いを利用したもので、ガソリンノズルの方が細くて長いため、差し込まれるとシャッターを作動させる。

ディーゼルの普及が進んでいるヨーロッパでは、この燃料の入れ間違いは意外に多く、ランドローバーの故郷であるイギリスだけでも、年間10万件ものケースが報告されている。間違いに気付かないまま発進し、燃料がエンジン部分に入り込んでしまうと、大掛かりな修理が必要となる。

アメリカではこれからがディーゼル時代の到来だが、ガソリン車に慣れきっているアメリカ人には必要不可欠のデバイスとなるかもしれない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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