【トヨタ オーリス 発表】激戦の欧州Cセグメントをにらんだボディ&サス

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【トヨタ オーリス 発表】激戦の欧州Cセグメントをにらんだボディ&サス
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『カローラランクス』の後継モデルという位置付けのトヨタの新型ハッチバック『オーリス』。トヨタは欧州メーカーのライバルがひしめく激戦区のCセグメント(おおむね全長3.85−4.3m)での飛躍をめざし、走行性能の基本となるボディ、サスペンションなどプラットホームを全面的に刷新した。

新ボディはねじり剛性を高めるため、骨格の各結合部を強化。とくにハッチバックボディのウイークポイントとなるバックドア開口部周辺にはCピラー環状骨格構造を採用し、強度をアップさせている。

サスペンションも新設計。前:マクファーソンストラット、後:トーションビーム(FWD)、ダブルウィッシュボーン(4WD)という形式自体は旧型モデルのランクスと同じだが、フロントサスペンションは操縦安定性の向上を狙い、ジオメトリーの最適化、スタビライザー配置の変更を実施。またロアアーム、ステアリングギアボックスの配置を見直すことで、コーナリング時にサスペンションが沈み込んだときのタイヤの向きの変化を最適化しているという。

リアサスはFWDとAWDで形式が異なる。FWDはリアのトーションビームも新設計。強度アップが図られるいっぽう、旧型に比べ軽量・コンパクト化も進められ、乗り心地やハンドリングに影響を与えるバネ下重量を軽減。また後席の格納機能やラゲッジスペースの拡大にも寄与しているという。4WDのダブルウィッシュボーン式リアサスはトヨタが得意とする4リンク式。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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