日産、先行技術開発の成果は4−5年のうちに出る

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日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、26日に行われた2007年3月期中間決算の会見で、弱点と見られている研究開発について、「99年以降、研究開発費を決して減らすことはなく、増やしてきた」と述べ、こう反論した。

「技術の開発はただ単にお金だけのも問題ではない。人材、能力も重要なんです。ある1人のエンジニアが100人以上のエンジニアに相当する場合もあるし、コストを抑えても優れたイノベーションをすることもできる」

そして、ゴーン社長から発言を求められた研究開発担当の山下光彦副社長は「2002年ぐらいから先行技術開発という新しい技術の開発にも力を入れている。この辺がようやく実を結んで、4−5年のうちに出てくる」と緊張した面持ちで語った。

また、日産の場合は同社のことだけでなく、ルノーのことも考える必要がある。「日産の研究開発はルノーのためでもあり、ルノーの研究開発は日産のためでもある」とゴーン社長は強調した。

《山田清志》

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