ポルシェの元ワークスドライバー、リンゲ氏に名誉市民を授与

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ポルシェの元ワークスドライバー、リンゲ氏に名誉市民を授与
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ポルシェAGは、元ワークスドライバー兼プロダクション・マネージャーであったヘルベルト・リンゲ氏が、バイザッハ市から名誉市民の称号を授与されたと発表した。
 
現在78歳のリンゲ氏は、生え抜きのポルシェ・マン。1943年にポルシェの最初の見習工の一人としてそのキャリアをスタートし、ツッフェンハウゼン工場でメカニックとして経験を積み、1987年に退職するまでポルシェと親密な関係を保ち続けた。バイザッハ市のウルズラ・クロイテル市長は、リンゲ氏のポルシェにおける素晴らしいキャリアに対し、同市内のシュトゥルーデルバッハ・ホールで表彰した。

リンゲ氏は20年間のレース生活で、6回の国際記録を含む90回のクラス優勝を達成した。ルマン24時間耐久レースを15回戦い、リエージュ・ローマ・リエージュ・レースで1954年に優勝、また1957年にはミッレ・ミリアでクラス優勝を飾った。1958年にはリンゲ氏はセブリング12時間レースでクラス優勝を果たし、その2年後にはツール・ド・コルスで勝利している。その後、1963年にタルガ・フローリオのGTクラスでの勝利をおさめている。

リンゲ氏はポルシェの国際カスタマーサービス部に長年勤務しており、42歳でレーサーとしてのキャリアを終え、新設されたヴァイザッハのポルシェ研究開発センターに配置転換され、プロとしてキャリアを終えるまでプロダクション・マネージャーの役職を勤めた。
 
リンゲ氏は引退後も世界中のサーキットに足を運び、1972年にはモータースポーツの運営団体(ONS)のサーキット安全チームを設立し、1990年までこのチームを率いた。最後の役職として、ポルシェ カレラカップのマネージャーとして1993年まで活動した。

《レスポンス編集部》

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