シトロエン『C6』(10月25日日本発表)の室内は、無駄なラインを排した、シンプルなエルゴノミックスインテリア。「禅」をテーマにし、居住性や快適性を追及したエグゼクティブ・サルーンらしい仕上がりになっている。
C6のデザインを担当したジル氏は「インテリアのテーマは『テクノ禅』。トラディショナルでハイレベルな材質とハイテク装備とを共に搭載している。ピュアでタイムレスな価値観とアバンギャルドなデザインとを融合させた」という。
「贅沢な素材を使っている反面、インパネなど形状では目障りなラインを排し、シンプルで落ち着く空間、ミニマライゼーションを目指した。室内のシボも木目と水の流れをイメージしたもの。禅ガーデンの流れのイメージだ」と語る。
最低限のシンプルなイメージにまとめることで、落ち着きや心の豊かさを求める、日本的な思想も感じ取ることができるインテリアデザインになっているのが特徴だ。