マツダは2日、2007年3月期の9月中間決算と通期予想を発表した(既報)。中間期は世界出荷台数がほぼ横ばいとなったものの、車種構成の改善や円安効果などで営業利益は前年同期比43.0%増の698億円と過去最高を更新した。
純利益は前年に厚生年金の代行益返上による特別利益の計上などがあったため、12.5%減の272億円だった。通期は期首計画より出荷台数を3万台少ない118万台(前期比2.7%増)に下方修正した。しかし、車種構成の改善効果などで売上高は7.9%増の3兆1500億円と、期首時点より500億円上方修正している。
同様に営業利益は130億円修正の1480億円(19.9%増)と、大幅な増益で過去最高を予想している。純利益は70億円修正の820億円(22.9%増)の見込み。為替レートは1ドル=113円、1ユーロ=143円を前提にしている。