【インプレ'06】岡島裕二 アウディ『TTクーペ』 アジが濃い

試乗記 国産車
【インプレ'06】岡島裕二 アウディ『TTクーペ』 アジが濃い
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先代はダンゴ虫を思わせる丸みを帯びたボディライン特徴だったが、新型は誰が見てもスポーツカーと思える、シャープなデザインに変身した。先代のデザインを高く評価する声も多いが、ワタシは新型のほうが素直にカッコイイと思える。

ボディサイズもひと回り大きくなっているが、アルミを7割使用した軽量ボディとし、エンジンもパワーアップしているので、動きが鈍くなったような印象はない。むしろスタビリティが高められ、より安心してスポーティな走りが楽しめるようになった。

エンジンやDSG改めSトロニックは、『ゴルフGTI』や『R32』と共通だが、このスポーティなパワートレインは、ゴルフよりも重心の低いスポーツカーのアウディ『TT』に搭載されたほうが、似合っているようだ。

なかでも2リッターのFFモデルは440万円という価格ながら、じつによく走ってくれる。この価格で、“スタイリングよし”“走りもよし”といった輸入車スポーツカーは、ほかには見当たらない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

岡島裕二| モータージャーナリスト
20代前半にレースの参戦資金調達のために自動車専門誌出版社に勤務。その後ウェブ編集者を経て、2003年よりフリーモータージャーナリストに転身。レース経験を生かした試乗インプレッションと、貧乏生活から芽生えた価値観をもとに、クルマの本質を鋭く分析。

《岡島裕二》

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