炭素複合材の耐電性不安---飛行機シンポジウム

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炭素複合材の耐電性不安---飛行機シンポジウム
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炭素複合材といえば、クルマでもボディなどに使用されている素材だ。軽量化と強度を兼ね備えるのが特徴だ。ボーイングが開発中の旅客機『787』は、機体重量比50%に炭素複合材を採用することが決まっている。

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日本航空宇宙学会と日本航空技術協会は10月19日から20日まで、埼玉県さいたま市大宮区の大宮ソニックシティにおいて、「第44回飛行機シンポジウム」を開催した。

19日の特別講演では、ANA(全日空)取締役執行役員で、同社整備本部長の伊藤博行氏が787の開発計画のプレゼンテーションを行なった。787は、ANAでは2008年5月に就航予定だ。

炭素複合材は通電特性を有するため、特に日本を飛行する航空機に採用するには、冬季の雷対策を施し、機体の耐電性を高める必要がある。伊藤氏はボーイング社に機体接合部の隙間をなくすよう要求、従来機より耐電性は改善された。

ANAでは今回、開発の初期段階から、機体メーカーのボーイング社、及びエンジン供給元のロールスロイス社と、WTT(Working Together Team)と呼ばれる、技術者の協働体制を組織した。これにより、エアラインの持つ実運航データを、機体設計へフィードバックさせた。

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