【デザインインタビュー】DNAは進化する

自動車 ニューモデル 新型車
【デザインインタビュー】DNAは進化する
【デザインインタビュー】DNAは進化する 全 7 枚 拡大写真

新型スズキ『セルボ』のデザインをとりまとめた結城康和チーフデザイナーに、ブランドフィーリングについて聞いた。「スズキが変わった」と思ってもらうためのデザインの中で、ファミリーとしての要素は残しているという。《インタビュア:松本明彦》

−−新型セルボではいかがでしょうか?

結城 新型セルボでは、立体感や安定感、カタマリ感についても、同様にしっかりと出しながら、ルーフのTL断面を、『スイフト』や『MRワゴン』と似た傾向の断面にしたり、新しいファミリーである『SX4』に通じる強いウエッジのボディとしたりして、ファミリーとしての関連性が出るような造形としています。

またグラフィックスとしては、初代セルボのフロントグリルの造型をロアグリルに盛り込んだり、歴代のセルボではホイールデザインに「穴」型を採用していたのですが、新型セルボのアルミホイールでも穴型を踏襲したりして、セルボとしてのDNAも盛り込んでいます。

−−つまりスズキのデザインDNAは、はっきりとしたグラフィックだけでなく、その立体感やカタマリ感、断面などの造形などでも表現し、見る人がフィーリングとしても感じ取れるものなのですね。

結城 はい。例えば家族で集合写真を撮ったとして、そこには全く同じ顔の人というのはいないんだけど、目が似てるとか、体型が似てるとかで、ハタから見て、ああやっぱり家族だな、とわかると思います。そういう関連の付け方でファミリーフィーリングを演出したいと思っていますし、また、そのDNAは、世代を経ることで、どんどん進化していくものでありたいとも思っています。

《松本明彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る