練炭自殺を企てた男の危険な運転

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神奈川県警は10日、車内で練炭を燃やしたままの状態でクルマを運転し、一酸化炭素中毒で意識不明になった状態で事故を起こしたとして、40歳の男を道路交通法違反容疑で書類送検した。警察では「極めて危険な状態だった」としている。

神奈川県警・多摩署によると、この男は車内で練炭を燃やしたまま乗用車を運転。川崎市多摩区内の市道を走行中に一酸化炭素中毒によって意識を喪失。20-30km/hの速度を保った状態でコンクリート塀に衝突する物損事故を起こした疑いがもたれている。

調べに対し、男は「自殺しようとしたが死にきれず、自宅に戻る途中だった」と供述。練炭を燃やしたまま約1時間に渡って運転していたことがわかった。クルマは目張りがされており、外気が入りにくい状態だったという。

警察では「運転中に意識を失った」という点を重視。さらに重大な事故を引き起こす可能性もあったとして厳しく対処することを決めた。練炭を燃やし、酸素量が少ない状態で運転したことが起因となった事故のデータは過去にも無いという。

《石田真一》

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