クルマで帰ることを承知で酒を飲ます、幇助容疑で書類送検

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岡山県警は24日、今月6日に岡山県倉敷市内で飲酒原因の単独衝突事故を起こした20歳の男を危険運転致死傷や道路交通法違反などの容疑で送検した。この男に酒を飲ませたアルバイト先である飲食店の店長や、同乗者にも飲酒運転幇助容疑が適用されている。

岡山県警・倉敷署によると、問題の事故は6日未明に発生した。倉敷市大内付近の市道を右折しようとしていた乗用車が中央分離帯に接触。弾みで対向車線側に逸脱し、道路右側の信号柱に衝突して中破。後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していた20歳と30歳の女性が全身を打撲する全治約1カ月の重傷を負った。

クルマを運転していた20歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。業務上過失傷害や道交法違反の現行犯で逮捕して調べを進めてきた。その結果、事故当時は酒に酔っていることを自覚しながら速度超過状態で走り、右折する際にもほとんど減速をしていなかったことがわかった。

また、アルバイトとして勤務していた店の店長も男がクルマを運転して帰ることを認識しながら酒を飲ませ、同乗していた2人の女性も男が酒に酔っていることを知りながら、自宅まで送るように依頼していた。このような事実から警察では運転していた男を危険運転致傷で送検。店長と女性2人についても道交法違反(飲酒運転幇助)容疑で書類送検した。

《石田真一》

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