トヨタ、ITSを活用した安全システムの実証実験

自動車 テクノロジー ITS

トヨタ自動車は、ITS技術の活用により交通事故低減を目指す「インフラ協調による安全運転支援システム」を開発する一環として、警察庁が推進し、新交通管理システム協会が主催する「安全運転支援システム(DSSS)」の実証実験に参画し、2006年12月から、愛知県豊田市で公道走行実験を実施すると発表した。

今回の取り組みは、2006年8月に発表したトヨタの安全技術・車両開発の方向性を示す「統合安全コンセプト」に基づいて、クルマと道路インフラ・車両・歩行者とITS技術を活用して連携した安全運転支援システムの一つとして、道路インフラから車両への情報提供システムの開発を促進するのが狙い。

今後は、クルマを「より危険が少ない状態」に近づけ、「事故を起こさないクルマ」の実現を目指し、情報提供に加え、ドライバーへの警報や車両の減速・停止といった「インフラ協調による介入制御」などへの発展を視野に入れたシステムの開発につなげていく方針だ。

トヨタは、「サステイナブル・モビリティ」実現に向けた取り組みの一環として、モビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロの実現」に貢献するため、「死傷者ゼロ・事故ゼロ」の追求を念頭に、「より安全な車両・技術開発」に加えて「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化していく構えだ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 日産、スーパーハイト軽自動車『ルークス』新型を先行公開、160万円台から秋頃発売へ
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る