全国ワーストの汚名返上 渡辺トヨタ自動車社長もチラシ配り

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全国ワーストの汚名返上 渡辺トヨタ自動車社長もチラシ配り
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交通死亡事故死者数トップを走る愛知県の中でも、死者が多発する西三河地区のキャンペーンに、トヨタ自動車の渡辺捷昭社長も登場し、残り1カ月の事故防止の決意表明をした。

11月29日、名鉄豊田市駅前のシティープラザ広場で行われた決意表明には、神田真秋愛知県知事、山本博司県警本部長のほか、渡辺トヨタ自動車社長が出席。地元住民ら関係者500人とともに、通行する車両に死亡事故ゼロを目指すビラを渡す啓発活動にも参加した。

愛知県と豊田市をはじめとする西三河13市町、および愛知県警察が主催したのは「交通事故死ストップ・ザ・ワースト ファイナル100日作戦 ラスト1月キャンペーン」だ。事故防止の決意表明とともに、知事、渡辺社長らが国道155号線を通行する車両にむけてチラシなどで注意を呼びかけた。

愛知県は昨年、北海道をぬいて交通死亡者数で全国一という不名誉な記録を更新中だ。今年の死者数は11月29日現在で300人。続く北海道は250人で、ほぼワーストの記録を改善することは困難な状況だ。

愛知県では人口を大部分を占める名古屋市などでは、むしろ交通事故死者数は減少する傾向にある。県下の交通事故死者数のワースト5市町村には、自動車関連産業の集中する岡崎市(23人)、トヨタ自動車が本社を置く豊田市(19人)など、自動車関連産業を多く抱える西三河地区の4市が入っている。

その西三河地区が他の地域の目減り分を穴埋めして、なお増加に転じさせる勢いで死亡者数を延ばしているのだ。活況の影の死亡者多発だけに、愛知県下の悩みは深い。

《中島みなみ》

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