危険認識が欠如、泥酔運転で死亡事故の男に懲役5年求刑

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今年9月、茨城県城里町内の国道123号でクルマを泥酔運転していた際、自転車に乗っていた男性をはねて死亡させたとして、危険運転致死や道路交通法違反の罪に問われた44歳の男に対する論告求刑公判が11月30日、水戸地裁で開かれた。検察側は裁判所に対して懲役5年を求刑している。

問題の事故は9月3日未明に発生した。城里町那珂西付近の国道123号を自転車で走行していた65歳の男性が、後ろから走ってきた乗用車にはねられた。男性は全身を強く打って死亡。警察ではクルマを運転していた44歳の男を逮捕した。

男は泥酔状態で、この事故を起こす以前にガードレールや縁石への当て逃げを繰り返しており、クルマのタイヤは一部がパンクした状態だった。検察は「アルコールの影響で正常に運転できる状態ではなかった」として、危険運転致死などの罪で起訴していた。

11月30日に水戸地裁で行われた論告求刑公判で、検察側は「被告は泥酔状態だったが、自宅に帰るという目的のために運転を強行した」、「ガードレールなどへの衝突が繰り返していたが、危険という認識が欠如していた」などと主張。裁判所に厳しく罰するように求め、懲役5年を求刑した。

《石田真一》

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