クレーン車のタイヤ破裂、風圧で隣のクルマ中破

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11月30日夜、大阪府堺市西区内の市道で、信号待ちのために停車した大型クレーン車のタイヤが破裂し、左側に止まっていた乗用車が猛烈な風圧で破壊される事故は起きた。後部座席に同乗していた4歳の男児が重傷を負っている。

大阪府警・堺南署によると、事故が起きたのは11月30日の午後7時55分ごろ。堺市西区北条町1丁目付近の府道で、信号待ちのために停車した大型クレーン車の左前輪が突然破裂した。直径約1.6mのタイヤには10気圧相当の空気が入っていたとみられるが、これがクレーン車の左側に停車していた乗用車を直撃した。

乗用車は破裂によって生じた風圧で左側に弾き飛ばされるとともに、フロントガラス以外のすべてのガラスが破壊。風圧が直接掛かったとみられる右後部のドアはクルマが衝突したかのように大破している。この事故により、乗用車の後部座席に同乗していた4歳の男児が頭部裂傷などの重傷。運転していた31歳の女性にケガは無かったが、妊娠7カ月ということもあって病院で検査を受けた。

現場は片側4車線。乗用車が最も左の車線に位置し、クレーン車はその右隣の約1m離れたところに停車していた。左前輪のタイヤは磨耗しており、サイド面に亀裂が生じていたという。警察ではクレーン車の整備状況や点検に問題があったものとみて、業務上過失傷害など容疑で調べを続けている。

《石田真一》

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