丸紅、タイのタイヤ小売チェーン持ち株会社を買収

自動車 ビジネス 企業動向

丸紅は、タイのバンコク市に本拠地を置くタイヤ関連小売チェーン、ビークイック(BQ)の持株会社を買収すると発表した。BQの持ち株会社の経営権を取得するとことで、株主である投資ファンド2社、経営陣2人と合意、株式売買契約書の調印と買収代金の払い込みを完了した。

BQはバンコク市内に44店の直営店舗を展開するタイ最大手のタイヤ小売チェーンで、同国における市販用タイヤ販売でトップシェアを持つ。POSシステムを早くから導入するなど、欧米流の経営を積極的に採用、複数のメーカーのタイヤを幅広く取り揃えることで消費者のニーズをつかみ、拡大してきた。

BQの経営陣は、丸紅による持ち株会社の株式取得後も株式を一部保有し経営に当たり、引き続きノウハウを提供する。

丸紅は、タイヤビジネスにおけるバリューチェーンの中で、天然ゴム・合成ゴムの製造販売事業、タイヤの輸出入・外国間トレード、小売業に至る川上から川下までの一貫した商流の構築を行ってきた。消費者へ直結する国内及び海外のタイヤ関連小売チェーンへの参画も積極的に進め、消費者ニーズに合ったタイヤの供給、消費者情報のタイヤ・メーカーへのフィードバックなど商社機能を高めていく方針だ。

タイはASEAN主要5カ国の中で自動車生産・販売とも最大で、アジアのデトロイトを目指している。今後数年の間に本格的なモータリゼーションが訪れることが期待される成長市場で、丸紅は新たな経営資源を投入し、店舗数の拡大によりさらなるシェアアップと周辺国への事業拡大を進めていく。国内で展開するタイヤ関連小売チェーン「キャムズ・チェーン」約200店とあわせ、アジアを中心に全世界で500店舗の展開を目指す。

《レスポンス編集部》

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