【ストラーダ HDS910 長期リポート】その6 SDカードでケータイと連携

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【ストラーダ HDS910 長期リポート】その6 SDカードでケータイと連携
【ストラーダ HDS910 長期リポート】その6 SDカードでケータイと連携 全 4 枚 拡大写真

最近のポータブルオーディオ市場の中で、隠れた成長勢力になっているのが携帯電話のデジタル音楽再生機能だ。

最近の携帯電話では「着うた」や「着うたフル」といったダウンロード配信した音楽コンテンツだけでなく、PCでリッピングした音楽を再生する機能を備えた“音楽ケータイ”が増えている。

この音楽ケータイの代表的なもののひとつが、パナソニックグループが力を入れる「SDオーディオ」だ。

これはSDカードをメディアとして使うもので、パナソニックモバイルコミュニケーションズ製やシャープ製の携帯電話が多く採用。ほかにもデジタルオーディオの「D-Snap」やミニコンポの「D-dock」なども対応している。もちろん、同じパナソニックグループのストラーダ「Fクラス」もSDオーディオ対応である。

◆ケータイとカーナビの音楽連携が簡単にできる

SDオーディオはD-Snapなど専用オーディオ機器もあるが、多くの人が気軽に使える、という点ではやはり携帯電話を使うのが王道だろう。ドコモの『P903i』や『SH903i』など最新のパナソニックかシャープ製の携帯電話ならば、携帯電話用の小型SDカードと別売りの接続ケーブル、ライブラリソフトの「SD-Jukebox」を買うだけと安上がりだ。

蛇足だが、P903iはSDオーディオに対応するだけでなく、Bluetooth(ブルートゥース)とGPS、おサイフケータイなどクルマ周りで重要な機能がすべて揃った“全部入り”端末。将来的なことも考えると、ドライバー向けケータイのひとつといえる。

SDオーディオを使う時は、PCにインストールしたSD-Jukeboxで音楽CDを録音。そのデータをSDカードに転送する。PCから直接SDカードに転送することもできるが、ケータイでもSDオーディオを楽しむなら、PCからケータイにUSBケーブルで直接転送する方がお奨めだ。この場合、保存されるのは携帯電話に差したminiSDかmicroSDカードになる。

一方、ストラーダ側にあるのは標準タイプのSDカードスロットである。携帯電話のminiSDやmicroSDを使う場合は、メモリーカード購入時についてくるアダプターカードを使う。携帯電話が使うminiSDやmicroSDカードは驚くほど小さいので、なくさないように注意が必要だ。

SDカードを認識すると、ストラーダは自動的にカード内に保存されたSDオーディオファイルや写真データを探す。あとは聴きたい曲やプレイリストを選ぶだけだ。

◆iPodとSDオーディオ、どっちがどう?

このようにストラーダは『iPod』とSDオーディオというふたつの外部オーディオ連携を用意している。ふたつの内、大容量で楽しめるというメリットがあるのはiPod連携の方であるが、より気軽に使えるという点では音楽ケータイと連携できるSDオーディオにメリットがある。特に本体をインダッシュで取り付けているならば、SDカードの抜き差しもしやすく、使いやすい。カーナビとケータイで、気軽にデジタル音楽を楽しみたい人は、一度試してみる価値がある。

《神尾寿》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  3. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る