9日午前、三重県伊賀市内の国道163号で、対向車線側に逸脱した乗用車が対向車2台と相次いで衝突する事故が起きた。この事故で被衝突側のマイクロバスに乗っていた12人が重軽傷を負っている。
三重県警・伊賀署によると、事故が起きたのは9日の午前10時50分ごろ。伊賀市島ケ原付近の国道163号で、 49歳の男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱。69歳の男性が運転する乗用車と、58歳の男性が運転する温泉施設の送迎用マイクロバスに相次いで衝突した。
この事故で3台の車両は中破。最初に衝突した乗用車を運転していた男性が右足骨折の重傷。マイクロバスの乗客乗員のうち、69歳の女性客が左手首骨折の重傷を負ったほか、運転手を含む11人が打撲などの軽傷を負っている。
現場は見通しの悪いカーブが続く区間。警察では逸脱側のクルマがハンドル操作を誤ったものとみて、業務上過失傷害容疑で運転者から事情を聞いている。