12月に発売されたばかりのマツダ渾身のSUV、『CX-7』ベースで、早くもカスタムモデルが発表されている(東京オートサロン07)。実はCX-7は米国で先行発売されており、オートサロンで展示されたCX-7のほとんどが左ハンドル車をベースとしたもの。
そのなかで唯一の右ハンドル車がMAZDASPEED(マツダスピード)のコンセプトモデル『CX-7 MAZDASPEED』だった。マツダ純正チューンならではの開発速度だ。
SUVのS、スポーツ性能を高めつつ、SUVの「U」、ユーティリティや快適性能を活かす。そのために動力部分は4本出しマフラー、低排圧キャタライザー、ENDLESS製フロントブレーキキャリパーキットの変更に留め、エンジンスペックを引き出すためにコンピュータが交換されている。
エクステリアはフロント、サイド、リアのスカートを直線的に引き締めたほか、ルーフエンドにリアウイングを装着。ボリュームのあるボディを鋭角に見せることに成功した。
若かりし頃に2シーターで活躍したドライバーも、家族が増えるとSUVの利便性に惹かれる。しかしスポーツマインドを忘れたくない。CX-7 MAZDASPEEDは、そんな大人たちのツボをくすぐる1台だ。