神奈川県警は24日、昨年9月に神奈川県横浜市神奈川区内の国道1号でバイク8台による集団暴走を行ったとして、横浜市内に在住する少年9人を道路交通法違反(共同危険行為)容疑で書類送検した。9人が所属していたのは上下関係の無い暴走サークルだという。
神奈川県警・交通捜査課によると、事件が発生したのは2006年9月10日の午前3時40分ごろ。横浜市神奈川区反町1丁目付近の国道1号で、原付バイク6台とバイク2台が信号無視や蛇行運転を繰り返しながら低速で暴走。周辺の交通に影響を与えた疑いがもたれている。
通報を受けて駆けつけたパトカーが追跡を行っていたが、最後部を走行していたバイクが蛇行運転中に転倒。このバイクを運転していた少年を現行犯逮捕して調べを進めていたところ、これまでにない暴走組織の存在がわかった。
少年らは上下関係の無い暴走サークルを設立。既存の暴走族とは関連を持たない独自行動をしていた。その理由として「既存の暴走族は先輩後輩のしがらみが強く、上下関係は絶対で楽しくない」、「暴走族として活動すると地元暴力団にみかじめを上納しなくてはならず、カネが掛かる」などと説明しているという。