歩道乗り上げ事故を起こした男、泥酔状態だった

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昨年11月、京都府向日市内の府道で飲酒運転を行い、蛇行運転を繰り返した後に集団下校していた小学生児童の列に対して突っ込む事故を起こし、2人に重傷を負わせたとして危険運転致傷罪に問われた66歳の男に対する初公判が26日、京都地裁で開かれた。被告は起訴事実を認めている。

問題の事故は2006年11月20日夕方に発生した。向日市寺戸町西ノ段付近の府道を小学生児童が集団下校していたところ、軽トラックが歩道に乗り上げて8歳の男児2人を次々にはねた。

2人は打撲や骨折などの重傷を負っており、警察はクルマを運転していた65歳(当時)の男を業務上過失傷害や道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。後に泥酔状態で正常な運転をできる状態にはなかったと判断され、危険運転致傷罪で起訴されている。

26日に大津地裁で行われた初公判で、被告の男は起訴事実を前面的に認めている。検察側は冒頭陳述において、被告が事故当日の午後から現場近くの競輪場にある食堂で焼酎の水割りをコップ4杯飲んでいたと指摘。一時は徒歩で自宅に戻ったものの、その後に自宅でさらに3杯の水割りを飲み、競輪場近くに駐車していたクルマを取りに戻った。

この時点で被告は正常な運転ができる状態ではなかったが、それにも関わらず運転を強行。クルマを運転後すぐに蛇行するような状態となり、壁や他の車両への接触を繰り返し、最終的には歩道に乗り上げる事故を起こしたという。男は過去5年間に同様の行為を少なくとも月1回は行っており、検察は常習性を指摘している。

《石田真一》

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