三菱自動車工業の益子修社長は31日、『デリカD:5』発表後の記者懇談で、ロシアの工場進出について、年末までには「何らかの結論を出したい」と述べた。
三菱はロシア市場では日本車としてトヨタ自動車に次ぐ販売実績をあげており、昨年は8万台弱となった。昨年12月には、ロシア政府に部品輸入への優遇税制適用を受けるための申請書を提出している。
この申請書の期限は1年間となっており、益子社長は年末までに当面の方針を決定する必要があるとした。一部で報道された仏PSA(プジョー・シトロエン・グループ)との合弁については、「そうした発言をしたことはない」とコメントした。