香川県警は1月30日、歩いて直進できないような泥酔状態だったにもかかわらずに自転車を運転し、クルマとの接触事故を起こした65歳の男を道路交通法違反(酒酔い運転)容疑で同日までに書類送検した。
香川県警・高松西署によると、この男は1月11日の午後7時35分ごろ、高松市国分寺町付近の市道で自転車を泥酔運転した疑いがもたれている。男が乗った自転車はふらふらと走っているうち、止まっていた乗用車の右ドア付近に接触した。
このクルマを運転していた女性が警察に通報。男に対するアルコール検知を行ったところ、呼気1リットルあたり約0.5ミリグラムという高濃度のアルコール分を検出した。男はろれつが回らず、歩いて直進できないような泥酔状態。自宅で日本酒約3合を飲んだ後、買い物のために外出したという。
香川県警では2006年8月から自転車の飲酒運転についても厳しく取り締まる方針を示しているが、男はその第1号として検挙された。道路交通法では自転車も「車両」とみなされるため、飲酒運転した際の罰金もクルマ同様となる。