ブリヂストンの格付「A」を維持…フィッチ

自動車 ビジネス 企業動向

格付機関のフィッチ・レーティングスはこのほど、ブリヂストンの長期外貨建ておよび円建て発行体デフォルト格付「A」、長期無担保優先債務格付「A」を据え置いたと発表した。

フィッチは、ブリヂストンによる米国の主要リトレッドメーカーであるバンダグ社を総額10億5000万ドルで買収するとの計画発表を受けて、昨年12月7日以降、格下げの方向で見直しを進めていたが、今回は据え置くことにした。

これは、バンダグ社の買収に加え、海外市場等での積極的な投資により、同社の主導的市場地位が強化されるという見方に基づいている。しかし、これらの投資は、短期的には同社のキャッシュフローとバランスシートを幾分弱めるとしている。

またフィッチは、2006年の同社の収益性は、石油や天然ゴムの高騰によるマイナス影響を受けているが、投資効果、コスト削減策、製品価格の値上げ、そしてピーク時に比べ下落している原材料価格によって、改善が見込めると判断した。さらに、今後2−3年間においてブリヂストンの財務指標は現在の格付レベルにふさわしい水準まで回復すると予想している。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る