7代目となる新型ダイハツ『ミラ』は、標準型とカスタムの2種類のモデルを用意し、それぞれ方向性の違ったエクステリアを採用している。
標準型では若々しさを感じさせる丸みを帯びたフロントマスクを採用。どことなく、トヨタ『ヴィッツ』を連想させるデザインだ。リヤコンビランプはオーソドックスな縦長のデザインを用いて、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
カスタムはヘッドライトとフロントグリルを連続したデザインに仕上げ、スポーティでありながらも上級感のあるスタイルにまとめ上げている。リヤコンビランプも、ウインカーを楕円形の4連ランプにするなど、専用品を採用している。
新型ミラの開発を担当した、商品企画部の寺西俊英さんは「先代ミラにはアヴィという上級モデルがありましたが、あまりミラとの差別化が明確ではなかったので、新型のカスタムは大幅にイメージを変えています」
「ミラは90カ国に輸出もされるクルマですので、空力的な面などでは国内専用モデルとは異なるアプローチも必要になってきますが、新型ミラのデザインは国内外を問わず受け入れられるデザインだと思います」とコメント。
確かに今までのミラは空力を意識した、直線的なデザインを採用していることが多かった。だが、新型ミラはふたつのエクステリアを用意して幅広い年代の女性にも支持されるであろう、やさしいデザインに仕上げられている。