ヤマハ発動機12月期連結決算…売上 利益とも最高を更新、中計も前倒し達成

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ヤマハ発動機が発表した2006年12月期の連結決算は、売上高が前年同期比15.0%増の1兆5820億円、営業利益が同19.5%増の1235億円、経常利益が同21.6%増の1254億円、当期純利益が同20.6%増の772億円となり、売上・利益ともに過去最高を更新した。

事業セグメント別の売上高は、二輪車事業が、東南アジア・中南米での販売が好調に推移し、9148億円で、同20.4%増だった。マリン事業は、米国でのウォータービークルの販売が好調に推移して2665億円、同6.7%増、特機事業は、米国での四輪バギーの販売は減少したものの、サイド・バイ・サイド・ビークルの販売が大幅に増加して2504億円、同10.2%増、その他の事業が、IM事業の売上増などで1503億円、同8.5%増だった。全ての事業セグメントで売上が伸長し、8年連続の増収で過去最高となった。

事業セグメント別の営業利益は、二輪車事業が同64.6%増の546億円、マリン事業が同6.2%減の232億円、特機事業が同2.7%増の276億円、その他の事業が同2.2%減の181億円だった。

また、営業利益の増減要因は、販売管理費の増加で267億円、商品構成変化などで225億円、原材料高騰の影響で140億円、減価償却費の増加で80億円、研究開発費の増加で47億円の減益要因があったものの、為替差益が439億円、売上増で391億円、原価低減で130億円の増益効果があり、6年連続の増益で過去最高となった。

2006年12月期の連結業績は、現在取り組んでいる中期経営計画「NEXT50-PhaseII」の最終年である2007年の目標数値の売上高1兆4500億円、営業利益(経常利益)1200億円)を1年前倒しで達成した。

2007年12月期の連結業績見通しは、売上高が1兆6500億円、営業利益1280億円、経常利益1330億円、当期純利益780億円を計画し、売上高は9年連続、営業利益は7年連続で、過去最高を更新する見通し。

《レスポンス編集部》

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