トヨタ自動車の鈴木武専務は6日の決算発表会見で、北米の営業利益が2四半期連続で減益となっていることに関連し、新工場立ち上げなどの一時的費用発生によるもので「収益力が落ちたわけではない」と述べた。
北米では昨年末にテキサス工場が稼働したばかりのほか、富士重工業の米国工場での『カムリ』委託生産、さらにカナダ第2工場の立ち上げ準備が進んでいる。第3四半期ではテキサス工場だけで約100億円の費用が発生している。
鈴木専務は、各工場は「まだ収益を生む段階にないが、その時期が来れば北米の収益は大きく上向く」と強調した。