脱出方法を知らず、踏切内に立ち往生して列車と衝突

自動車 社会 社会

5日朝、和歌山県すさみ町内のJR紀勢本線の踏切で、踏切内に立ち往生していた軽乗用車と、通過中の普通列車が衝突した。クルマは約6m弾き飛ばされて大破。乗っていた3人が重傷を負っている。

和歌山県警・串本署によると、事故が起きたのは5日の午前8時50分ごろ。すさみ町見老津付近にあるJR紀勢本線の踏切で、31歳の女性が運転する軽乗用車が進行中に遮断機が下り、クルマはその場で立ち往生した。

直後に下り普通列車(紀伊田辺発、新宮行き。2両編成)が接近。列車の運転士は踏切内に停止しているクルマの存在に気づいて急ブレーキを掛けたが間に合わず、そのまま衝突した。クルマは約6m弾き飛ばされて大破。車内に残っていた女性と、4歳と2歳の女児が顔面などを打撲する重傷を負い、ドクターヘリで病院に搬送されている。

現場はJR見老津駅の手前約200mにある踏切。列車は駅に停車するために減速を開始しており、衝突時の速度は低かったものと考えられる。女性は遮断機をクルマで押し出すと脱出できることを知らなかったとみられる。この事故によって列車の運行は約2時間に渡ってストップ。約120人の足に影響が出た。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  5. トランプ関税への石破政権の対応「評価しない」45%、朝日世論調査[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る