アウディAGは、2006年の全アウディ車における「クワトロ」フルタイム4WDの比率は33.1%と史上最高を記録したと発表した。2006年に販売したアウディのうち、3台に1台がクワトロモデルだった。
2006年のクワトロモデルの販売台数は30万6318台で、2005年の21万9288台と比べて4割増えた。アウディは、プレミアム4WDセグメントにおけるマーケットリーダーとなったとしている。
アウディAGのルパート・シュタートラー会長は「クワトロは、トラクションが向上するという以上の意味を持っている。クワトロとは、エモーション、ドライビングセーフティ、パフォーマンスを示す、高い技術力とダイナミックな精神の産物で、アウディの生産ラインで組み立てられたクワトロモデルの累計は230万台を超えた」とコメントしている。
クワトロモデルが急増したのは、全車クワトロ・フルタイム4WDを標準装備した『Q7』の生産台数が前年比6%増の7万2188台と伸びたことも影響した。
『A4』モデルラインのハイパフォーマンスモデル『RS4』の生産も2005年の569台から大きく増加し、7639台だった。
アウディAGのマーケティング&セールス担当のラルフ・ヴァイラー取締役は「全車両中における4WDモデルの比率は、他のどのメーカーと比較してもアウディが突出している。アウディが現在販売しているモデルレンジのすべてにクワトロモデルが設定されている」としている。