13日深夜、埼玉県本庄市内にあるJR高崎線の踏切で、乗用車が遮断機の下りた踏切内に停止しているとの110番通報があった。接近していた列車は緊急停止して衝突を免れた。警察では運転席で酔い潰れていた35歳の男を列車往来危険の現行犯で逮捕している。
埼玉県警・本庄署によると、事件が起きたのは13日の午後11時10分ごろ。本庄市駅南付近にあるJR高崎線で「遮断機の下りた踏切内にクルマが止まったまま動かない」との通報が寄せられた。
接近していた列車は踏切手前で緊急停止。通報を受けて駆けつけた同署員がクルマを確認し、運転席に座っていた男に職務質問を実施しようとしたところ、この男が酔い潰れていることがわかった。
警察では男を列車往来危険の現行犯で逮捕。後に行われたアルコール検知において、男からは呼気1リットルあたり0.7ミリグラムという、高濃度のアルコール分を検出したことから、道路交通法違反(酒酔い運転)の容疑でも調べを進める方針だ。