トヨタ自動車は、文化施設であるトヨタ博物館で、4月10日から6月24日まで、企画展「ヘンリー・フォードとT型フォード--大衆車はじめて物語--」及びギャラリー展「サタデー・イヴニング・ポスト誌」を開催すると発表した。
また、4月15日はトヨタ博物館の開館18周年にあたり、これを記念して入館料を無料とする。
企画展「ヘンリー・フォードとT型フォード--大衆車はじめて物語--」は、本館2階特別展示室で、ヘンリー・フォードが彼の夢である大衆車『T型フォード』を生み出すまでの過程を4部構成で展示する。ヘンリーと彼のブレーン達のエピソードを織り交ぜながら、T型フォードの企画・設計・生産・販売の各分野に注がれた情熱や工夫について、実車と共に紹介する。特に初日は、T型フォードを走行披露するほか、期間中は学芸スタッフがわかり易く解説する「学芸員トーク」も実施する。
自動車メーカーがライバルである自動車メーカーのこうした展示を行うのは珍しい。トヨタ自動車の張富士夫会長は昨年末にフォードのトップと会談しており、トヨタがフォードに関心が高いとの観測を呼びそうだ。