21日午前、滋賀県長浜市内にある消防署の敷地内で、後退するはしご車を誘導していた26歳の男性消防士がクルマと柱の間に挟まれた。この消防士は近くの病院に収容されたが、出血性ショックが原因で約4時間30分後に死亡している。
滋賀県警・長浜署によると、事故が起きたのは21日の午前10時5分ごろ。長浜市平方町付近にある湖北地域消防本部・長浜消防署の敷地内で、後退するはしご車を誘導していた26歳の男性消防士が、クルマと車庫の柱との間に挟まれた。
男性はすぐに救助され、近くの病院に収容されたが、足や骨盤などを骨折しており、事故から約4時間30分後に出血性ショックが原因で死亡している。警察では事故を起こしたはしご車を運転していた33歳の男性消防士から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。
現場は消防署の敷地内。2人は毎朝行っている点検のため、消防署の庁舎前にはしご車を出庫。点検終了後に駐車スペースへ戻そうとしていた際に事故が起きた。運転の消防士は「前方にいた子供に気を取られた」などと話しているという。