軽傷ひき逃げの元警部、かなり酒に酔った状態だった

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今年2月、兵庫県高砂市内で飲酒運転を原因とする軽傷ひき逃げ事故を起こし、業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)などの罪に問われた58歳の元警部(事件後に懲戒免職)に対する初公判が23日、神戸地裁で行われた。被告は起訴事実を全面的に認めている。

問題の事故は2月4日夕方に発生している。高砂市北浜町付近の姫路バイパス上り線で、渋滞の最後部に位置していた軽乗用車に対し、後ろから走ってきた乗用車が追突した。運転していた25歳の女性は打撲などの軽傷を負ったが、追突してきた乗用車を運転していた男はその場から逃走した。

警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、逃走したクルマは尼崎南署で警務課長職(当時)にある58歳の警部が所有するものと判明。任意で事情を聞いた結果、ひき逃げを認めたために逮捕。後の調べで事故当時は飲酒運転だったこともわかり、懲戒免職処分となった。

23日に行われた初公判で、被告は起訴事実を全面的に認めた。続いて行われた冒頭陳述で、検察側は「飲酒量から推定する事故当時のアルコール量は、呼気1リットルあたり0.5ミリグラムだった」と指摘した。また、被害者の女性が警察を呼ぼうと、携帯電話で110番通報を行った直後、被告が逃走したことも新たに明らかにされた。

《石田真一》

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