アームを伸ばしたままトラックに積み込んだ者の刑事責任も問う

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昨年11月、神奈川県横浜市旭区内、トラックに積載された重機が基準よりも低い場所に設置された電線に接触。弾みで街路灯を倒壊させ、乳児を含む2人を死傷させた事故について検察庁・横浜地検は23日、重機を積み込んだ作業員を業務上過失致死傷罪で起訴した。

問題の事故は2006年11月2日夜に発生した。横浜市旭区二俣川付近の市道で、トラックに積載されていた小型パワーショベルのアーム部分が電線に接触。運転手は気づかずにトラックを進行させたため、引っ張られるようにして街路灯が倒壊。近くを歩いていた親子2人を直撃した。

この事故により、1歳の女児が頭部強打で死亡。42歳の男性が骨折などの重傷を負った。警察ではトラックを運転していた43歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。

横浜地裁は運転手に対して禁固2年(執行猶予5年)の有罪判決を命じたが、検察庁・横浜地検ではトラックに重機を積み込んだ35歳の建設作業員の男についても刑事責任を追及。この男がアームを縮めないままトラックに積載したとして、業務上過失致傷の罪で起訴した。

《石田真一》

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