コベントリー・トランスポート・ミュージアムには、イギリスやコベントリーで生産された車、縁のある車が中心に展示されているが、その中で1台、一見「日本車では?」と思わせる車がある。
それは英BL(ブリティッシュ・レイランド)社から発売された1983年製、トライアンフ『アクレイム』だ。これは当時のホンダ『バラード』をベースとして、1981年から発売されたモデル。
このホンダとの技術提携によってBLは、車自体の品質向上と、高品質な車を供給することによるブランドイメージ向上を意図し、成功したという。
1984年にアクレイムの生産は終了し、結果的にアクレイムはトライアンフブランドを名乗る最後のモデルとなったが、その後のモデル、ローバー『200』もホンダ『シビック』をベースとしたものであった。