三菱ふそうトラック・バスは6日、国土交通省が昨年9月と今年1月に行ったリコール関連業務の改善指示について報告した。
昨年9月の大型トラックのリコールで届け出までの処理に不適切な点があった。また、今年1月には04年9月に行ったリコールの車種選定に誤りがあって追加リコールした。
同社はこれらの発生原因や再発防止策などについて報告した。
報告の中で再発防止に向けては、品質に関する所在を明確にするため品質保証本部長を最高品質責任者に任命。市場品質会議による、品質問題の検証などを行うクロスファンクショナルチーム(CFT)活動に対する強い統率力での適切な指示を行うなどとした。
また、対象車選定では、CFTリーダーの認識不足やサプライヤーからの情報の不十分さがあったと報告。選定漏れを防止するチェックシートでの確認徹底やサプライヤーの生産履歴管理について指導するなどとした。