8日未明、福岡県福岡市南区内の市道で、暴走を行っていたバイクを追跡していたパトカーが、急ブレーキを掛けたこのバイクに追突する事故が起きた。バイクは転倒し、同乗していた少年が軽傷。運転していた少年は徒歩で逃走している。
福岡県警・南署によると、事故が起きたのは8日の午前3時50分ごろ。これに先立つ同日午前3時40分ごろ、警察に対して「南区内の市道でバイク数台が暴走している」との110番通報があった。これを受けて出動した同署員が目撃地域を捜索。道路いっぱいに広がって低速で蛇行を繰り返す4台のバイクを発見。追跡を開始した。
4台は連なって走っていたが、追跡を妨害する目的があったのか、最後部の1台が急に減速。パトカーはブレーキが間に合わず、これに追突する状態に。残る3台は混乱に乗じてそのまま走り去った。
バイクは転倒し、後部に同乗していた17歳の少年が路上に投げ出されて軽傷を負ったが、運転していた若い男はバイクを放置したまま徒歩で逃走した。警察ではパトカーを運転していた25歳の巡査から業務上過失傷害容疑で事情を聞くとともに、少年の回復を待って道路交通法違反（共同危険行為）容疑で事情を聞くとしている。
