アキバ初の夜行高速バス---萌えの聖地と民話の里を結ぶ

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アキバ初の夜行高速バス---萌えの聖地と民話の里を結ぶ
アキバ初の夜行高速バス---萌えの聖地と民話の里を結ぶ 全 3 枚 拡大写真

国際興業グループの岩手県交通は25日より、東京−岩手間で夜行高速バス「遠野・釜石号」を運行する。池袋駅を起点に秋葉原駅と上野駅を経由し、岩手県内の新花巻駅、遠野市を経て、沿岸部の釜石地区とを結び、1日1往復運行する。

遠野市は「民話の里」として観光客を集めるが、98年に他社の高速バスが撤退、東京と直結する交通機関がなかった。今年3月に遠野市と釜石市とを結ぶ仙人峠道路が開通し、岩手県内陸部と沿岸部との間のアクセスが向上したことから、遠野市を経由し東京と釜石地区を結ぶ高速バスルートを新設する。

岩手県交通ではすでに東京方面の高速バスとして、池袋駅−北上・花巻間を結ぶ「イーハトーブ号」、同じく池袋駅−大船渡−釜石を結ぶ「けせんライナー号」を運行している。新路線により既存路線を補完、特に満席便の多いけせんライナー号の輸送力を補完する。

また、東京側の停留所で北の玄関口・上野駅と、「萌え文化の聖地」秋葉原に乗り入れ、乗車チャンスを拡大する。秋葉原駅に夜行高速バスが乗り入れるのは、この「遠野・釜石号」が初めてという。

使用車両は3列独立シート29人乗り、トイレ付き。特別料金を必要としない夜行高速バスでは、国内最高級クラスのシートを備える。幅50cm級シートを全席に採用、同社従来車に比べて8cm拡大された。フットレスト、レッグレストを装備しフルリクライニングする。

さらに空調は、車内を6つのゾーンに分け温度をこまめに調節するフルオートエアコンを装備。除菌、消臭の効果のある「ビルトイン型・除菌イオン発生器」を採用した。

運賃(片道)は池袋駅−遠野駅前が8500円、池袋駅−釜石駅前が8970円。全席指定で事前予約が必要。

《高木啓》

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