富士通テンは「ECLIPSE」から欧州市販市場向けに、ナビ部が着脱可能な2DINオーディオ一体型カーナビゲーション『AVN2227P』を8月から発売すると発表した。
同タイプの商品発売は、5月から販売を開始する北米に続くもの。
今回の商品は、欧米のPND(ポータブル・ナビゲーション・デバイス)市場で圧倒的なシェアを獲得しているTomTom N.V.と共同開発しており、製品全体の企画・開発は富士通テンが、ナビ部分はTomTomが担当した。
2DINサイズのオーディオ一体型ナビでありながら、ナビ部分を取り外して持ち運びができるという、カーナビの新しいスタイルを提供する商品で、オーディオ一体型ナビの多機能性とPNDの利便性の両方を提供する。
AVN2227Pは、タッチパネル操作が可能な3.5インチTFTを搭載したオーディオ一体型カーナビゲーションで、付属のSDカードに、欧州各国の地図を収録している。特徴のひとつとして、車の移動距離を知ることができる車速パルス(車速信号)に対応しているため、GPS情報を取得できないトンネル内などを走行中でも、自車位置を補正することが可能。
着脱可能な部分には、GPSアンテナ・スピーカ・バッテリーを搭載しており、本体から取り外してもナビとして動作するため、本体を装着している車以外での利用や、旅先でのレンタカーなどでの利用、自宅での目的地探索などが可能だ。
また、TomTomが提供する気象や交通情報などの「TomTom PLUS」サービスを、無料ソフト「TomTom HOME」を使って利用することができる。
このタイプの商品は北米、そして今回の欧州に続き、年内には豪州での発売も予定している。