富士通テンは、国内全グループ会社を登録組織とする環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、同システムに関する国際標準規格「ISO14001」の統合認証を取得したと発表した。
これは、販売会社など非生産拠点が新たに一括して認証を取得したことによるもの。
今回、統合認証を取得したのは、グループ全体で方針・情報・計画を共有することにより、コンプライアンス機能の強化を図り、より効率的で実効性の高い環境保全活動を推進するのが狙い。
具体的には、製品のライフサイクルにわたる環境負荷を定量評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)データの収集、国内非生産拠点におけるクリーン作戦の実施などに取り組む予定。
従来、富士通テングループでは、海外を含む全生産拠点が「ISO14001」の認証を個別に取得し、各拠点が自主的に環境保全活動に取り組んできた。今後は、海外非生産拠点におけるEMSの構築など、グループが一体となって取り組む活動を強化し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。